ヒートショックの原因と対策

【ヒートショックの原因と対策】

ヒートショックとは、急激な温度変化が体に及ぼす影響のことです。
ヒートショックとは？室温の変化によって血圧が急激に上昇したり下降したり、
脈拍が早くなったりする状態のことをいいます。

室温の変化にさらされた人間の体は体温を一定に保つために、
血管が急激に収縮し血圧の変動や脈拍の変動を起こします。
心臓に思った以上の負担をかけているのです。

ヒートショックは、心筋梗塞や脳血管障害などにつながりかねない
危険な状態といえるのです。

ヒートショックでお亡くなりになる人は、年間1万人を超えると言われており、
この数字は年間の交通事故でお亡くなりになる人数よりも多いのです。

【ヒートショックを起こしやすい人】

☆65歳以上の人
☆高血圧や糖尿病の人
☆肥満気味の人
☆就寝中に無呼吸症候群のような呼吸に問題のある人
☆不整脈の人
☆自宅の浴室に暖房設備のない人
☆一番風呂に入ることが多い人
☆熱いお風呂が好きな人
☆お酒を飲んでからお風呂に入ることが多い人

この中でも、高齢者と高血圧や糖尿病、動脈硬化の人は最も影響を受けると言われています。

ヒートショック死は高齢者が家庭内で起こる死亡事故の4分の1を占めています。

【ヒートショック対策】

実際に室温の差をなくすためには、浴室、脱衣所、トイレなどにも暖房の配慮をする必要があります。

日本の浴室はほとんど暖房設備がありません。ヨーロッパ各国は9割以上の設置率といわれています。
浴室・脱衣所の電防は、決して贅沢品ではありません。健康に生活するための必需品と考えて、暖房設備の設置も検討してみてください。

特に、在来浴室にお勧めです（タイルで寒いお風呂）
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